めろん

 

2004年12月26日生まれ

2005年の3月に、三重県から飛行機に乗ってうちに来ました。

 

最初は耳が垂れてて安くなってて、でもすっごく可愛かった。お母さんが見つけてくれて、買うことにした。来る頃には耳が立ち上がってて、それもすごく可愛かった。

 

 

2021年3月18日午前10時20分頃

16歳で天国に旅立ちました。

 

 

2019年12月に脾臓摘出の手術をして、今年の3月11日に肝臓の腫瘍が見つかりました。手術はしない選択をしました。

 

 

前日の夜まで歩いてた。よたよただったけど、ちゃんと歩いてた。吐いたりもしてたらしいけど、私の前では一度も吐かなかった。気使ってくれてたのかな。

 

 

お母さんから亡くなった時の話も聞いた。苦しかっただろうな。びっくりしただろうな。かわいそうに。

 

 

2021年3月20日午後15時半から葬儀、16時頃に火葬をしました。鶴岡の火葬屋さん。行きの車は、メロンを触りながら行きました。ナビに目的地が現れてから、まだ着いてほしくなくて、泣きました。着いたらお別れだから。まだ傍に居てほしかった。お姉ちゃん達が着くまで、メロンを抱っこして外に出た。あの重さ、肌触りはもう二度と感じることができない。最後に、味わうことができてよかった。ものすごく泣いた。

 

 

火葬屋さんはいい所だった。何でもお置けた。周りにたくさん花を置いて、おやつと牛乳も置いて、お手紙も添えて、天国まで安全に行けるよう鶴も10羽置いた。1人であんな暗くて狭いところに入って、可哀想だった。嫌だった。待合室に行ってからも泣き続けた。ほんとに寂しかった。1番辛かった。

 

 

1時間程で収骨が始まった。小さかった。骨だけになると、こんなに小さいんだと思った。ふわふわな毛は無くなって、全然違う姿になったけど、めろんは天国に行ったんだなぁと思った。思ったより泣かなかった。ほっとしたんだと思う。無事見送ることができてよかった。

 

アパートに持っていく骨を分骨箱に入れた。手と足の小さな骨。綺麗な、今まで頑張った骨。

そして全部の骨を、青の骨壷に入れた。

 

 

帰り道は毛布にくるまって、シートベルトをつけた。地震も来た。いつもなら家に居るめろんが心配になるところだけど、一緒に居るから安心だった。

 

家に着いて、真っ暗なことが悲しかった。いつもめろんのために電気つけてたから。もうその必要も無い。エアコンも付けなくていい。悲しい。

 

テレビの前に写真と花と骨壷としっぽを飾って、お水とご飯を出して。写真を取った。

お家に帰ってきたよ、って。ここがメロンのお家だよ。ずっとここに居てねって。

 

骨はまだお墓に入れないことにした。お母さんとお父さんが家にいるうちは、一緒にいてもらう。いつかはお母さんたちと一緒のお墓に入れるといいな。

 

 

 

葬儀から1日経って、家にめろんの姿が無いことが悲しくて泣いた。家のどこを見ても、めろんの姿が思い出される。出窓に登ってたなぁとか、キッチンの入口に寝てて通れないこともあったなぁとか、トイレの前までおもちゃ投げて走って取り入って滑って、戻ってきてもおもちゃくれなかったなぁとか、靴下脱いだらちょうだい!って走ってきたなぁとか、お風呂上がってめろん居てびっくりしたこともあったなぁとか、色んなところで寝てる姿も見える。トコトコ歩いてる。どこにでもいる。

 

 

寂しいなぁ。

 

幸せな犬生だったらいいなぁ。

 

うちに来てくれてありがとうね。家族になってくれてありがとう。来世でまた会おうね。

 

大好きだよ。

 

 

 

f:id:weeeest7:20210321120253j:image